農林水産省、環境省にクマ被害対策を求める要請《党本部ニュースより》

 立憲民主党は10月28日に農林水産省を、11月7日に環境省をそれぞれ訪れ、クマ被害対策を求める要請を行いました。要請には森田俊和環境部門長、神谷裕農林水産部門長、おおつき紅葉、金子恵美、川原田英世、近藤和也、杉村慎治、篠原孝各衆院議員、徳永エリ、横沢高徳、石垣のりこ各参院議員が参加しました。農林水産省は根本幸典副大臣、環境省は青山繁晴副大臣が対応しました。

 連日のようにクマ被害が報告され、地域によっては夜間の外出を控え、教育現場では登下校に送迎が必要となるなど、深刻な影響を及ぼしています。これまでにもハンターの高齢化や里山などの緩衝地帯の劣化など問題が指摘されてきましたが、これらは地方だけの課題ではなく、国による主導的・抜本的な対策が求められています。立憲民主党はこうした現状を踏まえ、環境部門及び農林水産部門で議論したうえで、緊急対応体制の強化や出没防止策の徹底、人材育成や予算の確保などについて要請しました。

 要請に際し、森田環境部門長からは、現在のクマの生息数の把握は都道府県ごとに行われており、その手法がそれぞれの都道府県で違うことが、クマの頭数管理に影響を与えていることから、国の主導的な対策が必要であると問題提起しました。神谷農林水産部門長からは、クマと人を接触させないことが大事であることを改めて強調し、加えて、農林水産省にも環境省にも、職員の皆さん自身が山に入ることがある担当部局があることから、十分な安全対策を求めました。

 立憲民主党は人命等の被害防止と生態系保全の両立を目指し、引き続き取り組みを進めます。

提言書については、党本部ニュースにてご確認をお願いします。【政調活動】農林水産省、環境省にクマ被害対策を求める要請 – 立憲民主党