【コメント】年金改革法案の成立にあたって

立憲民主党 ネクスト厚生労働大臣
 山井 和則

 本日(6月13日)、政府が提出した年金改革の法案が成立しました。

 当初、政府が提出した原案は、現役世代・若者の厚生年金・国民年金の加入者が受給する基礎年金の最大3割カットを放置する内容でした。政府原案のままでは将来、多くの現役世代・若者が貧困に陥ることが危惧されます。

 立憲民主党はこうした事態に危機感を抱き、年金底上げのための修正を強く要求しました。その結果、与党の合意を得て修正し、成立させました。これにより、年金の底上げが行われ、改正前に比べて、生涯でもらえる厚生年金等が数十万円から数百万円単位で増えます。また、年金額が一時的に減る方に対しては、減額幅を抑える緩和措置を政府に義務づけました。

 一方で、現役世代と若者の厚生年金・国民年金の加入者双方が受け取る基礎年金が大幅に増額する改正であるにもかかわらず、残念ながら、誤った情報の拡散等により、正しく理解していただけていない状況も見られます。そのため、この度、「年金底上げ改正のポイント」を作成しました。皆さまにご理解いただく一助となれば幸いです。

 政府の法案は、年金という国民生活の根幹に関わる重要な法案であるにもかかわらず、2カ月も提出が遅れました。その結果、国会の会期末の短期間で審議せざるを得ませんでした。今回の改革は一里塚であり、年金制度は不断に改革をしていかなければなりません。そのため、立憲民主党は党派を超えて年金について議論する協議の場の設置を提案しています。

 立憲民主党は、全ての世代から信頼される持続可能な年金制度となるよう、これからも年金制度改革に真正面から全力で取り組んでいきます。

以上

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